【1stガンダム-01話】ガンダム大地に立つ!!

初代ガンダム

突然思い立って、いわゆる「初代ガンダム(THE ORIGINではない)」を見直してみることに。全43話走り抜けられるかな!? 適当にやっていきます。

例の「人々は自らの行いに恐怖した」な導入部。これ、今見ると、恐ろしくコンパクトかつ必要十分な情報量なんですよね。そして「戦争は膠着状態に陥り、八か月」って0079年に開戦してから間もなく0079年が終わるってところまでちゃんと語られているんですよね。0079年末に実際終戦になることから、アムロの活躍期間が最長四か月程度だったということがわかります。

Aパート

そしてザク登場。なぜ呼吸してるし。そしてコロニーのゲートが簡単に開き過ぎるとか。連邦の防衛体制どうなってんのとかいろいろ思う所はありますが、きっといろいろあったけど全部端折ったってことなんでしょう。

ジーンがザクから出て双眼鏡を使っていますが、双眼鏡はモビルスーツの目よりも性能いいのでしょうか? 謎ですが、でも宇宙世紀だし。

そして例の下着アムロ登場。フラウとハロも。

また、「軍の避難命令」に対してアムロが非常に鈍感なところに、アムロの「他人事感」がすごく表れてますね。父が軍属って所もあって「軍」の権威が通用しないということもあらわされてる気がします。

そして将校が「この艦とガンダムが完成すれば、ジオン公国を打ち砕くなど、造作もない」と言いますが、これはのちのドズル・ザビの「ビグ・ザム量産の暁には~」というセリフにも通じます。

そしてテム・レイブライト登場
この時点でブライトが軍人になってから半年、19歳ということが明かされていました。覚えてなかった。
そしてテム・レイが「ガンダムが量産されるようになれば、きみのような若者が実戦に出なくても戦争は終わろう」「こんな年の子がゲリラ戦に出ているとの噂も聞くが本当かね」「はい、事実だそうであります」「やだねぇ」というセリフが。テム・レイ、良い人じゃん……。印象ではただのマッドサイエンティストだったんですが。

また「結局ジオンの船から逃げきることはできなかったか」ということから、ジオンによる追跡は十分認識、住民の避難よりも軍事機密の方が大切だという事情が見えます。

シャアとドレンが登場
シャアの「賢さ」というか「すごさ」がクローズアップされていますね。暫くはアムロ以上ですから。

そして偵察中のジーン暴走。ザクってめちゃくちゃ目立つと思うんですが、軍の人たちや偵察設備は何してたんでしょう。そしてザクマシンガン一発で大爆発。榴弾?

避難しているアムロが「この震動の伝わり方は、爆発だ」……なんでわかったし?
そしてアムロに妙に行動力がある。ただ隠れていてもやられるだけだと判断して、ホワイトベースに避難させてくれるように直談判するために、退避カプセルから出て行っちゃいますね。その判断は奇しくもホワイトベースの艦長・パオロ大佐のものと同じ。正しい状況判断だということが暗示されています。

が、避難所から出たすぐそこでザクと対面です。ザクがマシンガンを撃つとでっかい薬きょうが落ちてきます。ここでザクと人間のスケール感の違いをさらに表してます。

また、連邦の放つへっぽこミサイルが「有線」というところで、何か事情があるんだなという事が(今見れば)わかります。ミノフスキー粒子がらみで、無線誘導兵器が使えない前提なんですね、要は。熱探知ミサイルとかもなんかの事情で使えないのか、すでに対抗策が普及してしまっているのか。いろいろと想像できますね。

そして、アムロが「V作戦」の書類を手にしたところでAパート終了。

Bパート

そして開始早々、シャア登場。この状況でも慌てていないシャア。冷静です。そして「私が出るしかないかもしれん」と期待を持たせてくれます。ただものじゃないですからね、シャア。Bパートののっけからこの持っていき方。うまいなーと思います。

そして再びアムロパート。V作戦の資料をめくりつつ「コンピュータ管理で操縦ができる」「教育型タイプコンピュータ」という表現が出てきます。1979年ですからね、放送当時。そして民間人がぼこぼこに巻き込まれる戦闘。連邦軍は人々のことよりも「ガンダム」を優先していることがわかります。人々は丸裸。ザクのマシンガンや連邦の流れ弾で人々は死にまくります。さすが戦争中。人の命は羽より軽い。この時点でガンダムやばいですね。無防備の民間人が、退避中にぼこぼこ死んでいく。第一話の時点ですでに何十億人と死んだ後ですから、人々の死生観や軍の倫理観が現代社会とは相当変わっているのだろうなと感じられます。

そしてフラウ危機一髪。偶然が命を救うというわけですが、ほんの一瞬、些細な事が生死を分けるんだという事も描かれます。また、フラウの母や祖父が即死。いわばアムロにとって初めての「身近な人の死」の体験です。取り乱すフラウを叱咤するアムロに「」を見ます。引きこもりとかネガティヴとか言われますが、アムロはやる時にはやる男なんだってことがわかります。かっこいいじゃん、アムロ……。

そしていざガンダムに乗り込みます!!
ここで出ます、「こいつ、動くぞ」。実はコレ、乗り込む前に、コックピットを覗いた時に言ってるんですね。
「5倍以上のエネルギーゲインがある」というセリフもこの直後に。何と比較してなのかはわかりませんが、サクッとザクを発見します。

立ち上がるのも大変なガンダム。そりゃそうだよな。エヴァだって歩くのが大変だったし。とりあえずヘッドバルカン連射。まぁ、そうなるか。たしか30mmのバルカン砲なので、ザクだって当たれば大ダメージなはずですが、一発も当たりません。そしてジーンの反撃。通じないザクマシンガン。「ライフルを全く受け付けません!」と取り乱しますが、このザクマシンガン、口径120mm。いわば戦車砲です。それをバシバシ当ててるのに傷すらつかない。まぁ、ジーンじゃなくても取り乱しますよね。

ぼこぼこくらって悲鳴を上げていたアムロですが、一向にダメージを食らわないことに気付くと元気になります。

アムロ「見てろよ、ザクめ!」

デニムとジーンが取り乱している間にガンダムは立ち上がります。しかしジーンはもう後には退けません。男のプライドでしょうか。

「いくら装甲が厚くたって!」「へっ、怯えてやがるぜ、このモビルスーツ」
……と言ってる矢先に、口をもぎ取られるザク。初のMS白兵戦闘ですね、これが。

逃げるジーンに「逃がすものか!」とビームサーベルを抜くアムロ。そこに躊躇はありません。背中からバッサリ一刀両断。大爆発によりコロニー大破。とんでもない爆発。

その時にアムロのお父さんは宇宙に放り出されて、後に酸素欠乏症で発見されます。結局、この親子はすれ違ったままになっちゃうわけですね。後のエピソードにアムロママもでてきますが、そのこともあらかじめ計算されていたのかと思うと、富野由悠季おそるべしです。

デニムが仇討ちに突っ込んできますが(ここでモビルスーツはどつきあい戦闘が可能なことが前提になっていることが分かります)、アムロは「コックピットだけ」を刺し貫きます。その狙いのすごさもビックリですが、要は「人間だけ殺すマン」になったわけです。明らかに「殺す気」で殺しているんですね。でも、第二話では生身の人間を撃つことに躊躇します。そこにも皮肉というか、何かメッセージを感じる次第。

MS関係の部品の運搬で人手が足りず、ブライトは躊躇うことなく「あれ(ガンダムに乗ったアムロ)にもやってもらおう」と言っています。これがのちの「ホワイトベースによるアムロこき使い」に繋がります。

そして最後にシャア再登場「認めたくないものだな。自分自身の若さゆえの過ちというものは」で第一話はおしまい。うまい引きだなーって思いました。

一言

40年以上前のアニメですから、作画には当然時代を感じますが、当時としては、ものすごく先鋭的だったんだろうなと想像ができます。

主人公(アムロ)より、敵(シャア)が圧倒的にかっこいい。連邦軍がへっぽこ。量産の暁には。若者が戦場に出る事への嘆き。シャアとセイラの思わせぶりな関係性。フラウやハヤトやカイというキャラクターの性格付けを一瞬で完了させる演出。「赤い彗星」「通常の三倍」その他キャッチ―で覚えやすいセリフの満載。

AパートとBパートの導入と引き、A+Bパート全体で見た時の起承転結など、この第一話だけで「どう見せるか」の教科書になるんじゃないかなってくらいに確りできているという印象でした。実質30分ないですからね、上記の流れ。まったく無駄のない演出と、場面はこまめに切り替わるのに混乱させない描き方。感心しながらみてしまいました。

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