冒頭200文字企画についてと諸々まとめ

エッセイ

というわけで、「歴史・時代・伝奇」以外、冒頭200文字特集は完了です。エッセイとか創作論とかはもともとやる予定なかったので、これで終了。歴史~とかは数が少なくて……。★は増えていくのが通例ですので、上位作品はさらに増えていくでしょう。★いくつで上位何パーセントとかいうのはおそらく据え置きで。

しかしね、やってみてわかったんですが、冒頭200文字インデックスは使い易すぎる。良い作品へのアクセス経路、自分に合った作品の発見手段として、あまりに良すぎる。そんなことを思いました。

そして、優れた作品は冒頭も優れている。逆に、冒頭が優れてない作品は優れた作品になり得ない。当たり前のようですが、これが当たり前ではないから、★100個(評価者34人~100人)程度でトップ10%、あるいは5%に入れてしまう。逆に言えば、50%前後の作品が全く評価されてない(★1桁)と言っても良いということ。

新規読者が「あらすじ」でブラバする可能性……もちろんあります。作品タイトル、キャッチコピー、あらすじに関しては、冒頭200文字よりも重要かもしれません。ですが、ここはセンスがすごく重要な場所。キャッチコピーや作品タイトルなんて、それを考える専門の職業があるくらいです。ですから、いくら作家であっても対処できない可能性が非常に高い。それゆえに生まれたのが長文タイトルじゃないの? ってな気もしています。

「あらすじ」にしても非常に難しい。ここも「どう見せるか」を考えるセンスが非常に大きな役割を果たすと思っています。努力や工夫では埋められない何か。だから、この「作品タイトル」「キャッチコピー」「あらすじ」で逃げられてしまう場合は、その人とのご縁はなかったと思った方が健康的。もちろん、努力でその人たちを誘うことはできるんですけどね。

私たち「小説書き」が真に勝負する場所は「小説の本文」です。だから、いったん1ページでも開かれて、そこからブラバを食らったなら反省するべきなのです。要は「自分からアクセスしてくれた人」を「つかめなかった」わけですから。私たちは「小説を書ける」わけですよね。「ただ文字を、並べる」わけじゃなくて、「小説を書ける」。であるなら、冒頭200文字を死ぬ気で磨き抜いても良いのではないでしょうかと、自省自戒を込めて思った次第です。冒頭200文字については、センスではなく、努力だ。今回の一連の企画を通じて思いました。もちろん、センスのある人はいます。直感的で鋭く精度の高い嗅覚を持った人もいます。でも、そういう一部の天才にも努力で対抗できる。そんな気がしたのです。

今回の冒頭200文字抽出対象には、私の作品は一つも入っていません。そもそも★100を超えてるのが「セイレネス・ロンド」と「シスターシスター♡双方向性三角関係」の二作ですし(※小説では) 最近では「カセドラル・ブラッド」が★80ちょい行ったくらい。本当にまだまだ修行が必要だなぁなんてことを思った次第。ハイファンタジー系は★50ちょいってところですしね。まだまだ磨けるなぁなんて思ったり。

ただ残念なことに、「カクヨム」だと「改稿の成果」が確認しにくいんですよね。「小説家になろう」のようにすぐには反映されない。時間の流れが違うんですよね、「カクヨム」と「小説家になろう」は。だからこそ「自分からアクセスしてくれた人」を逃がしてしまうのはあまりに損失が大きいわけです。1話 → 2話のPVの減衰率をどこまで減らせるか。食い止められるか、という話になります。

私たちはついつい1話全体で話を考えがちですが、ブラバする人は最初の3行でブラバするわけです。逆に、10行20行読んでくれた人はそのまま2話に行くと思うんです。なので、一瞬で目に入り、一瞬で理解できる冒頭部分って、すごく重要。想像している以上に重要だということが、この一連の「冒頭200文字」企画で見えたと思います。私もまだまだ修行しなきゃならないなと思った次第です。一瞬で理解できること、ですよ、大事なのは。

人間ってものすごくせっかちですし、これだけ(2019/05/21時点で125,000作品)の料理が並んでいるわけですから、出会いに割ける時間なんて一瞬です。三秒くらい。いやほんとに。長くて三秒。その三秒でその人の心を動かし、手に取ってもらい、咀嚼してもらい、味わいと感動を与えつつ、栄養とならなければならないわけです。そうすることで初めて「二話目」に移動してもらえるわけです。最初の200文字(3~5行)は第一印象であり、自己紹介であり、作品紹介です。非常に難しい話ではありますが、私たちは「小説を、書く」人。であるならば、小細工は弄せず、「小説で、勝負」するのが良いと思う次第。

SNSから来てくれる人もいるかもしれないけども、私は知っています。彼ら/彼女らは切りますよ(笑) 面白くないものを諾々と読んでくれるような都合の良い人はSNSには転がっていません。ただ、私は度々言っていますが、「SNSは育てておけ」。なぜなら「見に来てくれる人」を増やせるわけですから。そこから先、その人たちを「つかめるか」否かは、最初の200文字(あるいはそれ以下)で決まる。どうせなら「見に来た」「アクセスした」……その労力に応えられるような冒頭を作ってみようじゃありませんか。

私といっしょにがんばっていきましょう!

それでは良き執筆ライフを!

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