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	<title>作者 | 文章で生きていく</title>
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	<description>主に小説関係の話をするかなと思うけど、基本雑多に。</description>
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		<title>「×こういうのを読みたい（未来形）」「◎これが読みたかった（過去形）」</title>
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		<dc:creator><![CDATA[一式鍵]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 09 Nov 2019 10:39:37 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エッセイ]]></category>
		<category><![CDATA[カクヨム]]></category>
		<category><![CDATA[Web小説]]></category>
		<category><![CDATA[スタンス]]></category>
		<category><![CDATA[作者]]></category>
		<category><![CDATA[創作論]]></category>
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		<category><![CDATA[読者]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>　「カクヨム」で毎日書いている「徒然」に書いた記事をがっつり手直しして掲載します。元記事はこちら↓ 　「書きたいことを書くんじゃなくて、読者を考えて書け」と言われたりしますよね。つまり、「書きたいこと≠読者の求めるもの」 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://ken1shiki.xyz/%e3%80%8cx%e3%81%93%e3%81%86%e3%81%84%e3%81%86%e3%81%ae%e3%82%92%e8%aa%ad%e3%81%bf%e3%81%9f%e3%81%84%ef%bc%88%e6%9c%aa%e6%9d%a5%e5%bd%a2%ef%bc%89%e3%80%8d%e3%80%8c%e2%97%8e%e3%81%93%e3%82%8c/">「×こういうのを読みたい（未来形）」「◎これが読みたかった（過去形）」</a> first appeared on <a href="https://ken1shiki.xyz">文章で生きていく</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>　「カクヨム」で毎日書いている「徒然」に書いた記事をがっつり手直しして掲載します。元記事はこちら↓</p>





<a rel="noopener" href="https://kakuyomu.jp/works/1177354054884487228/episodes/1177354054892197353" title="ERROR: The request could not be satisfied" class="blogcard-wrap external-blogcard-wrap a-wrap cf" target="_blank"><div class="blogcard external-blogcard eb-left cf"><div class="blogcard-label external-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail external-blogcard-thumbnail"><img decoding="async" src="https://s.wordpress.com/mshots/v1/https%3A%2F%2Fkakuyomu.jp%2Fworks%2F1177354054884487228%2Fepisodes%2F1177354054892197353?w=160&#038;h=90" alt="" class="blogcard-thumb-image external-blogcard-thumb-image" width="160" height="90" /></figure><div class="blogcard-content external-blogcard-content"><div class="blogcard-title external-blogcard-title">ERROR: The request could not be satisfied</div><div class="blogcard-snippet external-blogcard-snippet"></div></div><div class="blogcard-footer external-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site external-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon external-blogcard-favicon"><img decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://kakuyomu.jp/works/1177354054884487228/episodes/1177354054892197353" alt="" class="blogcard-favicon-image external-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain external-blogcard-domain">kakuyomu.jp</div></div></div></div></a>




<p>　「書きたいことを書くんじゃなくて、読者を考えて書け」と言われたりしますよね。つまり、「書きたいこと≠読者の求めるもの」だからNGで、「読者の求めるものを書く」のが正義、みたいな論調。これって、なんだか善悪二元論みたいな感じがしています。</p>



<p>　実際のところ「善悪二元論」なんてものは成立してなくて、そんなものが成立してると頑なに思っている人は、それは一種のパラノイアだと思います。それと同じじゃないかなと思ったんですね、この論調。</p>



<p><strong><span class="marker-under">「書きたいこと」と「読者の求めるもの」ってのは、あまりに雑なカテゴライズで、その上それを比較することについては、「メートル」と「グラム」を比べてるみたいなナンセンスさを覚えた</span></strong>わけです。</p>




  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">「読みたいか否か」は後付けの話</a><ol><li><a href="#toc2" tabindex="0">1.興味を引かれる→アクセスする</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">2.あらすじ・キャッチを見る→「この作品、行けるかな？」と思う</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">3.第一話を読んでみる→継続するか判断する</a></li></ol></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">「読者がこれが読みたいものだった」と思うのは常に作品に触れた後</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">「読みたいか否か」は後付けの話</span></h2>



<p>　読者ってのは確かに「読みたいものを読む」性質があります。学校の課題でもない限り、読みたくない本なんて読まないですよね。だから、義務ではない限り、「<strong>読者＝読みたいものを読む人</strong>」という認識は間違いなく正しい。ただし「読みたいもの」という定義が広すぎて良くないのです。<strong><span class="marker-under">「読みたいもの」が先行して決まってる人なんていない</span></strong>と思うんです。特にWEB小説に於いては。</p>



<p>　<strong>その作品が、読者にとっての「読みたいもの」に「<span class="marker-under">なる</span>」か「<span class="marker-under">ならない</span>」かという話</strong>なんです。</p>



<p>　そもそもが「<strong>読者が読みたいもの</strong>」ってのはせいぜい決まっていて「大ジャンル」くらいだと思うんですよ。たとえばガチガチの「SF」好きが「恋愛」のランキングを見るかというと確率は低いですよね（※この辺、ジャンル嗜好の相関関係はあるかもしれないけど、仮にそういうことにしておきます）</p>



<p>　でも、基本的には、</p>



<ol class="wp-block-list"><li>興味を引かれる→アクセスする</li><li>あらすじ・キャッチを見る→「この作品、行けるかな？」と思う</li><li>第一話を読んでみる→継続するか判断する</li></ol>



<p>　……という３プロセスを経て、その作品を「<strong>読みたい</strong>」か「<strong>読みたくない</strong>」かに分類すると思うんですよ。</p>



<p>　では、1.～3.をそれぞれ見てみましょう。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc2">1.興味を引かれる→アクセスする</span></h3>



<p>　「<strong>新着・更新時のタイトル表示</strong>」「<strong>SNSでの宣伝</strong>」「<strong>口コミ</strong>」「<strong>レビュー</strong>」「<strong>投稿サイトのピックアップ</strong>」「<strong>ランキング</strong>」……ざっと思いつくだけでこれだけ作品へのアクセス方法（入り口）があります。この時点で九割くらいが淘汰されます、多分。ここで<strong><span class="marker-under-red">大切なのは「タイトル」。または簡単な紹介文</span></strong>。御存知の通り、レビューや口コミなど、第三者によるものは波及効果が大きいです。SNSに於いては、読者（候補者）との交流もあったほうが確率は上がります。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc3">2.あらすじ・キャッチを見る→「この作品、行けるかな？」と思う</span></h3>



<p>　これはひと目見た時の印象ですね。作者読みされる場合は、このプロセスはほぼカットされます。これは「初めて接する作家」の「実力」を推し量る、「作品への興味」が湧くかのチェックなどのプロセスです。ですから<strong><span class="marker-under-red">「キャッチコピー」や「あらすじ」は大切</span></strong>になります。「後で読んでみるか」に分類されると、この時点で作品フォロー（小説家になろうなどなら「ブクマ」）がされることになります。ここで 1. を突破した人からさらに半減するかな。<strong>宣伝を目にした人の95%はここまでのプロセスで脱落する</strong>と思うと精神状態は安定するかもしれません。実際の所、宣伝等々で20人に1人が読みに来てくれたら大成功ですから、実際はもっと少ないと思います。ここは数の出しようがないので何となくの感じで</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc4">3.第一話を読んでみる→継続するか判断する</span></h3>



<p>　<strong><span class="marker-under-red">第一話</span>――誰もが何となく認識していますが、これがすごく重要</strong>です。多くの場合、１～３話くらいで切られます。それはどんな作品であっても同じです。書籍と違って財布が傷まない分、所有の心理も働かず、あっさりばっさり切られます。このあたりの心理は認知バイアスを学べば分かりやすいかも（ググってみるだけでもぜひ）</p>



<p>　実際に私の場合も、私の作品のPVを見てみても、<strong><span class="marker-under-red">作品を切る（読むのをやめる）時は第一話が大半</span></strong>ですね。これが曲者で「第一話を全部読んで切る」人はあまりいないんですよ。「第一話の数行で切る」んです。ここ間違わないように。<strong><span class="marker">PVは「そのページを全部見た人」ではなくて、「そのページにアクセスした人の数」にすぎません</span></strong>。</p>



<p>　この時点で注意すべきは、読者は「<strong>文章が読みやすいか＝自分の肌に合うか</strong>」「<strong>キャラはどんな感じで描写されるのか</strong>」「<strong>どんな作品なんだろう</strong>」などなどについて、<strong><span class="marker-under-red">「（極めて）懐疑的な目線」で見ている</span></strong>ということです。この時点で作者の世界に入り込む人はまずいない。一発目の印象なので、改行のセンスや漢字の密度、句読点の使い方、記号の頻度など、「パッと目に入るもの」がすごく重要になります。言われてみれば当たり前なプロセスですが、<strong><span class="marker-under-red">人は文章を「読む」前に「画面を見る」</span></strong>からです。</p>



<p>　中には化け物みたいな実力の作家がいて、「いきなり来るか！」と最初の三行で「この作品は最後までついていける」と確信させられることもあります。作家ならばぜひこの領域を目指したいものですが、とりあえず、WEB小説の読者は書店の立ち読みの人よりは優しいので、１～３話くらいまでは猶予があることが多いかな。実はここはWEB小説のほうが有利だと思っています。</p>



<p>　書籍だと、私は背表紙にある「あらすじ」的なもので興味を持ったとしても、最初の半ページでだいたい判定する。だいたい<strong><span class="marker-under-red">原稿用紙１枚分くらいで買うかどうか判定する</span></strong>んじゃないかな。WEB小説だとその３～５倍（2,000文字くらい）は猶予があるかなという感じです、心理的に。でも「これは行ける」と確信してもらうのは一文字でも早いほうがいいわけですから、WEB小説でも冒頭400文字を目安に工夫をこらすのはありかもしれませんね。失速しなければ。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc5">「読者がこれが読みたいものだった」と思うのは常に作品に触れた後</span></h2>



<p>　で、最初に戻るわけですが。</p>



<p>　全く馴染みのないジャンルだろうがなんだろうが、1. で流入さえしてくれれば、後は作家の実力次第で<strong><span class="marker-under">「その作品」＝「読者の読みたいもの」になる</span></strong>わけです。「読者の読みたいもの」が先に明確に存在していることはないのです。常に過去形。「そうそう、こういうのが読みたかった！」と思うあの現象です。また、「百合が好きだから百合を読みたい」ということはあっても、「AとBがああしてこうしてCが出てきてこうなって」とかを読みたい……と具体化できる人はいませんし、できるならその人が書いてるはずです。ここ、多くの人が誤解してる気がするなぁ。</p>



<p>　だから「タイトル」や「宣伝」で目を引くことももちろん大事です。流入の第一関門ですから。でも、ここで「読者がこういうのを読みたいんだろ？」っていう推測は成り立たない気がするんですよね。読者が「え、こうくるの？　どういうのだろ？」ってなるのを創るのが正解という気がします。</p>



<p>　逆に「タイトル」で興味を引こうとすると「冷めてしまう」人もいます（※私とか）。なので一長一短だと思うんですよね、タイトル大喜利は。たとえば漢字四文字で頑なに攻めたって、勝てる人は勝てる。二文字でも勝てる人は勝てるでしょう。読者がついてそこからのレビューなどが呼び水になれば、いきなり 1.～3. をカットして読者になってくれたりするわけです。から、<strong><span class="marker-under">「短期的な受け」「初期からの爆発」を狙わない限り、実はタイトルってそんなに重要じゃない</span></strong>かな？って気がしました。</p>



<p>　むしろ重要なのは 3. までしっかり吟味した上で、1. に還元してくれる素晴らしい「読者」を確保することかなと。こうなってくれた読者さんは、<strong><span class="marker-under">素晴らしい「第三者」</span></strong>になってくれます。作家読みしてくれるような人たちはまさにこれですね。こういう方がついてくれれば、作家の作品は延々（コケない限り） 1. を広く保てますし、何なら 2. くらいのプロセスはカットできます。</p>



<p>　作家・作品にとって重要なのは、1.～3. のプロセスを理解することだと思うのです。1. だけじゃいわば「出落ち」です。そこを考える暇があるなら2.～3. に力を入れたほうが良い。1. はその次じゃないかな？　創るプロセスとしては3. → 2. → 1. じゃないかな？　と思う次第です。<strong><span class="marker-under">1. だけ力を入れても一発屋</span>にしかなれない</strong>です。読者はアホじゃない。むしろ <strong><span class="marker-under">3. をクリアするまでは冷徹な批評家である</span></strong>ことが多いです。</p>



<p>　「1. へぇ、面白そうなタイトルだな」→「2. あらすじ、なるほどね。まぁ読んでみるか」→「3. なんだかよくわからないな」→終了、となるパターンが大半なんじゃないかなぁ。いわば「一話切り」ですね。もったいない。3. まで来てくれる人は、多く見積もっても<strong>入り口前まで来た人の5％</strong>だと思ったほうが良いわけであって（実際は１％かもしれない）、その人を「一話切り」させてしまうのはあまりにもったいない。</p>



<p>　だからこそ、3. が大事。その作品を「その人の読みたい作品」リストに追加するためには、3. が一番大事なんだと思うんですね。ここまで来てなお読み進めてくれた人の何％か（つまりものすごく少ない）が、素晴らしい「第三者」になってくれる（かもしれない）　1. の勢いで最後まで読ませる人もいます。それも結局 2. と 3. のプロセスがきちっと作られているから。<strong><span class="marker-under">1. と 2. だけに腐心する人もいますが、そこの勢いだけで 3. を突破できるほど、読者を侮ってはいけない</span></strong>わけですよ。3. を確実に突破させる、それこそが文章力であり構成力であり……というと誤解を招くので一言「<strong><span class="marker-blue">読みやすさ</span></strong>」なんですよ。3. にこそ一番力をいれれば、後は一部の選ばれし読者さんが然るべき手段で拡散してくれる。1. 2. の成果は後からついてくる。</p>



<p>　ですから、「<strong><span class="marker">作家は書きたいものを書いて良い</span></strong>」んですよ。ことプロでなければ。<strong><span class="marker-under">ニーズはそこにあるものじゃなくて、作家（あるいは創作物）が作るもの</span></strong>です。ただし、しっかりと 3. ができなければ、せいぜいよくて「一発屋」、最悪「出落ちの人」になる。1. と 2. だけを磨くのは、所詮小手先なんですね。さっきも書きましたが、3. → 2. → 1. の順序なのです、力を入れるべきなのは。</p>



<p>　という感じです。</p>



<p>　以上、「どうしたら第一話を読まれるか」だけを考えず、<strong><span class="marker-under"><span class="marker-under-red">「どうしたら一話切りされないのか」を考えるのを最優先にしてみたら如何でしょうか</span></span></strong>というお話でした。「読者の『読みたい』は、作者の『作品の後』についてくる」のです。趣味や趣向に合うかどうか、というのは、実は常に過去形なんです。</p><p>The post <a href="https://ken1shiki.xyz/%e3%80%8cx%e3%81%93%e3%81%86%e3%81%84%e3%81%86%e3%81%ae%e3%82%92%e8%aa%ad%e3%81%bf%e3%81%9f%e3%81%84%ef%bc%88%e6%9c%aa%e6%9d%a5%e5%bd%a2%ef%bc%89%e3%80%8d%e3%80%8c%e2%97%8e%e3%81%93%e3%82%8c/">「×こういうのを読みたい（未来形）」「◎これが読みたかった（過去形）」</a> first appeared on <a href="https://ken1shiki.xyz">文章で生きていく</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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