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	<title>収穫逓増の法則 | 文章で生きていく</title>
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	<description>主に小説関係の話をするかなと思うけど、基本雑多に。</description>
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	<title>収穫逓増の法則 | 文章で生きていく</title>
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		<title>#カクヨムコン5 の #読者選考 について</title>
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		<dc:creator><![CDATA[一式鍵]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 17 Nov 2019 11:48:35 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エッセイ]]></category>
		<category><![CDATA[小説投稿サイト]]></category>
		<category><![CDATA[カクヨム]]></category>
		<category><![CDATA[コンテスト]]></category>
		<category><![CDATA[もやっとする]]></category>
		<category><![CDATA[バンドワゴン効果]]></category>
		<category><![CDATA[ランキング]]></category>
		<category><![CDATA[収穫逓増の法則]]></category>
		<category><![CDATA[読者選考]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>私はカクヨムプレオープン勢なので、「カクヨムコン」には全て参加しています。皆勤賞です。ついでに言えば一度も受賞歴はありません！　いや、カクヨムコンに限らず全てで落選していますが！ さて5回目である今回は、新作・既存作で他 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://ken1shiki.xyz/%e3%82%ab%e3%82%af%e3%83%a8%e3%83%a0%e3%82%b3%e3%83%b35-%e3%81%ae-%e8%aa%ad%e8%80%85%e9%81%b8%e8%80%83-%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/">#カクヨムコン5 の #読者選考 について</a> first appeared on <a href="https://ken1shiki.xyz">文章で生きていく</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>私はカクヨムプレオープン勢なので、「<a href="https://kakuyomu.jp/contests/kakuyomu_web_novel_005/detail"><strong>カクヨムコン</strong></a>」には全て参加しています。皆勤賞です。ついでに言えば一度も受賞歴はありません！　いや、カクヨムコンに限らず全てで落選していますが！</p>



<p>さて5回目である今回は、新作・既存作で他に応募していないものは全部ぶち込んでいく予定でいます。実際にどれとどれをどこにエントリーするかはまだ決定はしていませんが、可能な限り。年明けに色々他のコンテストや公募もあったりしますが、まずは目先のものに全力で取り掛かりますし、魅力的なコンテストがあれば新たに書きます。（10作同時プロジェクトで途中の作品もいっぱいあるし！）</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="1024" height="287" src="https://ken1shiki.xyz/wp-content/uploads/2019/11/image-2-1024x287.png" alt="" class="wp-image-1010" srcset="https://ken1shiki.xyz/wp-content/uploads/2019/11/image-2-1024x287.png 1024w, https://ken1shiki.xyz/wp-content/uploads/2019/11/image-2-300x84.png 300w, https://ken1shiki.xyz/wp-content/uploads/2019/11/image-2-768x215.png 768w, https://ken1shiki.xyz/wp-content/uploads/2019/11/image-2.png 1103w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">「読者選考」がおかしいワケ</h2>



<h3 class="wp-block-heading">モヤっとしますよね</h3>



<p>毎回全力なので、その結果に後悔はないんですが、いつもモヤっとするのが「<strong>読者選考</strong>」の存在。「読者選考」はカクヨムコンの第一回目からずーっと見てきていますが、あれは正直「<strong>運</strong>」です。私自身、明らかに間違いなく編集部拾い上げで通過したこともありますが、編集部も全作品なんて見ているはずがない。見ているとすればそもそも「読者選考」はやらないと思うんですね。何かの数値のフィルタリングで上手いこと残ったものをサンプリングしてチェックする……合理性を考えればこうなると思います。そこまで潤沢に人がいるわけでもないでしょうし、応募総数も毎回ヤバいし。</p>



<p>もう一つの可能性としては「編集部は全部読む。読者選考が拾い上げ対象だ」という場合ですが、実際の所結果を見るにその希望はあまりなさそう。あるいは編集部の拾い上げ枠がとっても小さいか。</p>



<p>そういうところにモヤっとしています。</p>



<h3 class="wp-block-heading">バイアスがかかる選考に公平性があるわけがない</h3>



<p>実際のところ、認知バイアスの「<strong><span class="marker-under">バンドワゴン効果</span></strong>」とか、経済学の「<strong><span class="marker-under">収穫逓増の法則</span></strong>」とか知っていれば、<strong>「ランキングを提示した読者選考」なんてありえない仕組み</strong>なんです。どっちも大学行ってれば知ってる程度の言葉です。ランキングを見せられたら、読者はそりゃハイランクの作品に群がります。面白さが（ある程度）担保されているからです。そして<strong>★の数は読了者の数に比例</strong>します。なので、ランキング上位に一度も入れなかった作品は「読了されることさえ無く」終わります。これは現実です。実際に本ブログの過去記事でも調べていますが、★０の長編（8万文字～）作品なんてゴロゴロあります。わざわざランキング下位作品を掘り起こしてくれるスコッパーは、応募総数に対して絶対的に足りません。なので、<strong><span class="marker-under">「ランキング（およびそれを決める要素）」が公開されていると、「公平な読者選考」は機能しない</span></strong>んです。</p>



<p>「ランキングが提示されない状態（できれば★もPVも&#x2665;も非表示）」での読者選考ならアリだと思います。バイアスのかかる余地がないので、せいぜいが「セルフプロデュース能力の差」で落ち着くことになる。<strong>今だと「序盤に人気が出たらそのまま雪だるま式に★が増える」状態なので、全く公平じゃない</strong>んですね。これが、コンテスト期間中、そういった「読者側に影響を与えるスコアの類」が全ての作品に於いて全く非表示になっていれば、バイアスがどうのとかスタートダッシュ組が有利とか、そんなバカな所で差がつくことはないはずなのです。読者選考は読者によってより慎重に行われることになります。という提言は何度もしてるんですが、KADOKAWAさん聞いてくれませんね。せめて「ランキング表示」だけは行わないことを祈りたい所。ランダムで参加作品をトップに表示して、ランキングを停止。これだけでもかなりバイアスは減ると思うんですけどね。</p>



<h3 class="wp-block-heading">運営にはいい加減学習してもらいたい</h3>



<p>楽なんでしょうね、「読者選考」という仕組みは。バイアスがかかるとはいえ、ある程度の人気作品は労せずに探すことができるという意味で。で、ガンガン色んな作品を刊行して人気が出なければ終了。ざっくり言えば「<strong>作家を使い捨てる仕組み</strong>」だと言うこともできます。消耗品扱いなんですよ。実際はどうかともかくとして、私はそう思って見ている。出版社のフォローアップの気配もありませんし（Tweet垂れ流す程度の広報なら、私だってやっている）　出版社の腕力をふるった宣伝なんて、ついぞ見かけません。それとも札幌ではやらないだけか？　オンライン広告でもろくに見かけませんが。</p>



<p>しかし、最初の数年はチャレンジングな期間ではあるから良しとしても、さすがに「<strong>カクヨムコン5</strong>」、つまり「5回目」ではしっかり現状の問題分析をして、対応策を打っていただきたい。あるいは<strong>みんなが驚くような読者選考の仕組み</strong>を打ち出して欲しい。失敗してもいいから。さもなくばPDCAサイクルが、PDDDDDDDD&#8230;でエラー吐いて終わってるだけの、言ってしまえば<strong>オワコン化</strong>しているってことになってしまいます。私はカクヨムには希望を持っています。なので、ぜひ、変化進化を恐れずに、新しい方法論をぶち上げてみてほしいと願っています。</p>



<h3 class="wp-block-heading">出版社こそが感性鋭く変化すべき</h3>



<p>さすがに<strong><span class="marker-under-red">5年間何も変わらない・変えられないってのは、この時代に生きるにしては、あまりにも感性が鈍い</span></strong>。出版社の感性が鈍いっていうことは、小説だって鈍くなるっていうこと。というか、「ハズレ」が出やすくなるということ。そうなると「小説おもしろくねー」論者がドヤ顔して跋扈するようになり、我々小説家志望の肩身は狭くなり、新たに希望を持ってこの世界に参入してくる人が減り、結果、小説という文化は駆逐される。娯楽は他にもたくさんありますからね。</p>



<p>「小説？　ああ、あの漫画（や映画）の元になったやつね」と言われるようになったら終わりです。小説の市民権は他メディアの餌にまで下がります。小説は小説としてのアイデンティティを維持しなければならないのに、現状の出版社（特に大手）の動きの鈍さ、頭のカタさ、舵取りの下手さ、IT理解の浅さ、そういうものを見ていると頭が痛いです。<strong><span class="marker-under-red">誰よりも先鋭的で創造的でなければならないのが、「小説の出版社」だと思います</span></strong>よ、私は。ということは、誰よりも何よりも先に新しいことを打ち出せなければならないわけです。それができてない。二番じゃダメなんですよ。</p>



<p>そんなことを強く思いつつ。</p>



<p>そんな私は新作4作目が一週間以上止まっている。カクヨムコン5スタートまであと12日。残り85000文字くらい。これともう一作、まぁ、期間中にはなんとかできるでしょう（と思いたい）</p>



<p>「読者選考」について何となくでも「そうだよな」って思った人は、ぜひこの記事を拡散してくださいね～（直球）</p><p>The post <a href="https://ken1shiki.xyz/%e3%82%ab%e3%82%af%e3%83%a8%e3%83%a0%e3%82%b3%e3%83%b35-%e3%81%ae-%e8%aa%ad%e8%80%85%e9%81%b8%e8%80%83-%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/">#カクヨムコン5 の #読者選考 について</a> first appeared on <a href="https://ken1shiki.xyz">文章で生きていく</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>「異世界ファンタジー」の強さ</title>
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		<dc:creator><![CDATA[一式鍵]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 17 Aug 2019 10:49:10 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エッセイ]]></category>
		<category><![CDATA[小説投稿サイト]]></category>
		<category><![CDATA[カクヨム]]></category>
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		<category><![CDATA[異世界ファンタジー]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>目次 異世界ファンタジーは今も昔もとことん強い異世界ファンタジーの特徴量産性の高さが引き立つテンプレートの意義を考える書きやすいと考える人が多いが……延々と続かせられる要素を持つ異世界ファンタジーは当たれば本当に強い 異 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://ken1shiki.xyz/%e3%80%8c%e7%95%b0%e4%b8%96%e7%95%8c%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%82%b8%e3%83%bc%e3%80%8d%e3%81%ae%e5%bc%b7%e3%81%95/">「異世界ファンタジー」の強さ</a> first appeared on <a href="https://ken1shiki.xyz">文章で生きていく</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">異世界ファンタジーは今も昔もとことん強い</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">異世界ファンタジーの特徴</a><ol><li><a href="#toc3" tabindex="0">量産性の高さが引き立つ</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">テンプレートの意義を考える</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">書きやすいと考える人が多いが……</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">延々と続かせられる要素を持つ</a></li></ol></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">異世界ファンタジーは当たれば本当に強い</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">異世界ファンタジーは今も昔もとことん強い</span></h2>



<p>「異世界ファンタジー」は本気で強いです。「カクヨム」限定の分析になりますが、まずは下記記事にておさらいです。</p>



<figure class="wp-block-embed-wordpress wp-block-embed is-type-wp-embed is-provider-文章で生きていく"><div class="wp-block-embed__wrapper">

<a href="https://ken1shiki.xyz/%E3%80%90%E9%80%9F%E5%A0%B1%E3%80%91%E3%82%AB%E3%82%AF%E3%83%A8%E3%83%A0%E7%99%BB%E9%8C%B2%E4%BD%9C%E5%93%81%E6%95%B0%E3%80%90%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%AB%E5%88%A5%E3%80%91%E3%80%902019-05-21/" title="【速報】カクヨム登録作品数【ジャンル別】【2019/05/21現在】" class="blogcard-wrap internal-blogcard-wrap a-wrap cf"><div class="blogcard internal-blogcard ib-left cf"><div class="blogcard-label internal-blogcard-label"><span class="fa"></span></div><figure class="blogcard-thumbnail internal-blogcard-thumbnail"><img decoding="async" width="160" height="90" src="https://ken1shiki.xyz/wp-content/uploads/2019/05/kakuyomuSokuhou-160x90.png" class="blogcard-thumb-image internal-blogcard-thumb-image wp-post-image" alt="" srcset="https://ken1shiki.xyz/wp-content/uploads/2019/05/kakuyomuSokuhou-160x90.png 160w, https://ken1shiki.xyz/wp-content/uploads/2019/05/kakuyomuSokuhou-120x68.png 120w, https://ken1shiki.xyz/wp-content/uploads/2019/05/kakuyomuSokuhou-320x180.png 320w" sizes="(max-width: 160px) 100vw, 160px" /></figure><div class="blogcard-content internal-blogcard-content"><div class="blogcard-title internal-blogcard-title">【速報】カクヨム登録作品数【ジャンル別】【2019/05/21現在】</div><div class="blogcard-snippet internal-blogcard-snippet">というわけで昨晩一晩かけて取得したデータを使ってあれこれ分析中です。現時点（19/5/21）の★、ジャンル、完結済み or 連載中、文字数を取得しているので、結構遊べるなぁと思っています。しばらくはデータ解析はこのデータをもとに行います。取...</div></div><div class="blogcard-footer internal-blogcard-footer cf"><div class="blogcard-site internal-blogcard-site"><div class="blogcard-favicon internal-blogcard-favicon"><img decoding="async" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://ken1shiki.xyz" alt="" class="blogcard-favicon-image internal-blogcard-favicon-image" width="16" height="16" /></div><div class="blogcard-domain internal-blogcard-domain">ken1shiki.xyz</div></div><div class="blogcard-date internal-blogcard-date"><div class="blogcard-post-date internal-blogcard-post-date">2019/05/21 11:57pm</div></div></div></div></a>
</div></figure>



<p>5/21時点で全体の18％強ということで、ダントツで一番多かったジャンルが「異世界ファンタジー」。多分この構図は今でも変わっていないでしょう。どの文字数帯でもほぼ一番多い。あらゆるところに顔を出し、あらゆるところで猛威を振るう、それが「異世界ファンタジー」というジャンルなんですね。でも、「異世界ファンタジー」だから評価されるのかというと、それは違います。「異世界ファンタジー」は読まれやすい（読まれる確率が他に比べると高い）というだけです。長編作品の1/3を占めているというのも特徴的です。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">異世界ファンタジーの特徴</span></h2>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc3">量産性の高さが引き立つ</span></h3>



<p>没入感を誘えるような世界を作れれば、あとはプロモーション次第で行けるということになるでしょう。「異世界ファンタジー」ってワードは、それだけで一種外部クラスの参照をしているようなものなので、ものすごく簡単にテンプレを使えるんですよね。例えば「エルフ」といえば誰もがほぼ同じようなイメージを思い浮かべるでしょうし、「ゴブリン」といえばやっぱりなんとなくヒューマノイドで頭の悪そうなやつを思い浮かべるはずです。「城」といえば「城」ですし「城壁」といえば「城壁」。「鎧」といえば「（それぞれイメージは違っても）鎧」ですし、「剣」や「槍」なんてのはもはや記号です。「魔法」についても、原理的なところはオーバーライドするにしても、しなくたって使えます。一言で言えば「量産しようと思えばいくらでもできる」というのが「異世界ファンタジー」の良いところです。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc4">テンプレートの意義を考える</span></h3>



<p>「テンプレ」という言葉にアレルギー反応を起こす人も多いかもしれませんが、「テンプレ」がどうして「テンプレ」になったのか、よくよく考察すればその有効性がわかります。有効だからこそテンプレ化したんです。生産性を上げるための道具がテンプレートなわけですから、非常に合理的です。テンプレを破りたいなら、テンプレを研究して、「新しいテンプレ（ムーヴメント）」を創るくらいの勢いで、本気で取り組まなければならないでしょう。テンプレの上っ面をなめてテンプレ否定をしたところで、発明できるのは「四角い車輪」です。</p>



<p>私はテンプレを敢えては意識していませんが、それでも「ここはくどくど書くところじゃないな」と思ったらテンプレを活用しますし、人間関係も（コア以外は）テンプレ的に書いたりします。読者の脳内感覚に甘える手段が、テンプレ利用なんだと思っています。「甘える」というとちょっと負荷かかりますが、逆です。「読者の持つ常識的認識を活用する」ので、読者の負荷は減ります。上書きしなくて良いので。なので、「読みやすい」ものが出来上がる。読者（の大半）が読みたいと思っているのは「読みやすい」「読んだ気になる」ものであって、小難しい文学書でも哲学書でもありません。読者の持つ「読書に割くリソース」はとても少なく、ただでさえ少ないリソースを自分の作品に何割も突っ込んでもらえるとは考えないことです。</p>



<p>読者にとって「いかに読みやすいか」を第一義として考えなければ、少なくともWeb小説では売れません（読まれません）　その際に猛威を振るうのがテンプレの有効活用です。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc5">書きやすいと考える人が多いが……</span></h3>



<p>「異世界ファンタジー」はいわば作者の脳内で完成する物語ですから、書きやすいと思う人が多いのも事実です。それは「異世界ファンタジー」作品の投稿数でもわかります。読者が「読みやすそうだから読む」のと同様に、作者は「書きやすそうだから書く」わけです。しかし、「書きやすい」と言っても、それが「読みやすい」にはならないことが多いのですね。それは単純に作家の能力不足、経験不足だったりするわけですが、「一般化された感覚・認識（＝テンプレ）と乖離した世界観や概念をもたせて独自性を出そう」とするなどしている作品は、速攻で敬遠されます。ただし、筆力が異常値な人はそれがウリになりますが、それはほんのごく一部なので。</p>



<p>「異世界ファンタジー」は書きやすいわけじゃありません。設定を練り込まなければ「うそっぽい」世界になってしまったり、「はりぼて」になったり「二次元的」になったりしてしまいます。それは読者には一瞬で見抜かれます。その瞬間シラケますよね。没入できないから。そこでブラバ確定です。ご都合主義に陥った瞬間終わるのですが、この「ご都合主義」がテンプレに合致していた場合は話は別かもしれません。テンプレはそれほど強い。</p>



<p>実際問題、「異世界ファンタジー」は文字を書き始めるまでが戦いかなと思います。あ、一応私も、異世界ファンタジー出身なのでアレですよ。カクヨムにもいくつかあるので見てみてね。</p>



<p>文字を書き始めるまでのところで、作品は8割以上決まる。「異世界ファンタジー」は特にその傾向が強いと思います。人物やセリフは都度対応でどうにかなるかもしれませんが、「世界そのもの」を創る「異世界ファンタジー」は、「世界の部分で破綻できない」という強烈な制約があります。「現代ドラマ」「現代ファンタジー」ではそのへんは「現代社会というテンプレ」を元にして創るため、わりかしごまかし？のようなものが利くのですが。ともかく「異世界ファンタジー」はちょっと間違うとハリボテになってしまうので、そのへんをどう創るかが一番難しいのです。</p>



<h3 class="wp-block-heading"><span id="toc6">延々と続かせられる要素を持つ</span></h3>



<p>「異世界ファンタジー」に終わりはありません。もちろん、キャラクターを主眼におけば、ストーリーはどこかで終わるのですが、 （基本的には） 「世界」が消えてなくなるわけではありませんので、いくらでも続けられるわけです。「ロードス島戦記」関連なんかはいい例ですね。ロードスは私のバイブルです。本気でがっつり読んだ（今で言う「異世界ファンタジー）小説はロードス島戦記が最初。あれは小学6年～中学の頃か？　その後、「卵王子カイルロッドの苦難」に始まる冴木忍中毒になり、竹川聖「風の大陸」にはまり、やがて田中芳樹に行ってSFに走るわけですが、ともかく「異世界ファンタジー」は「ゲド戦記」などを含めて私の起源、オリジンなわけです。</p>



<p>ちょっと横道に逸れましたが、しっかり作り込まれた世界というのは、いつでも再利用できるという利点があります。もちろん、時間軸を無視して主人公に永遠に旅させても良いわけです。そのあたりもしっかりとした作品コンセプトがあれば十分可能です。私の作品では、毎回10万文字ごとに主人公が変わったりしますが、そういう世界の再利用性の高さというのも一つのウリですが、実際のところ再利用できるのは「読まれてる人」だけかな。</p>



<p>異世界ファンタジーは作り出すまでの労力と、読まれるか否かの分水嶺のバランスが取れていないと感じるので、「参入は容易いが、持続が難しい」ジャンルだと思います。ただ、一度ハマれば、それだけで一生続けられるような継続性や汎用性を持っているというのも確かです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc7">異世界ファンタジーは当たれば本当に強い</span></h2>



<p>「異世界ファンタジー」というジャンルは恐ろしく強い。</p>



<p>なぜか。</p>



<p>それは「書く人が多いから」です。作品が多くなれば読者は作品を選びます・選べます。収穫逓増の法則が作用します。「異世界ファンタジー」を読む人が数少ない選ばれた作品を支持します。なんとなくジャンルの間口が広がります。するとそこにまた人が入ってきます。収穫逓増の法則が働きます……。</p>



<p>要は「関与人口が多くなれば、必然市場は盛り上がる」「盛り上がれば売れている作品の質が上がる」というわけです。ただし、ここには落とし穴があって、「売れてない作品」も他ジャンルに比べれば圧倒的に多いということです。ジャンルを盛り上げるためには、出版社はより多くの作品を市場に送り出す必要がある。言い方は悪いですが、「当て馬」的作品もあるに違いないのです。そこには様々な政治的要因もあるでしょうが、これがないと考えるのはちょっとお花畑過ぎます。実際、売れない本がほとんどでしょうしね。じゃなきゃ「出版不況」なんて言葉は出ません。</p>



<p>数多くの屍の上に、ほんの一握りの「売れてる作品」が立っているわけです。彼らの立つ標高を上げるためにも、「異世界ファンタジー作品」は数多く必要になるわけです。需要と供給がマッチしているという皮肉な話ではあります。</p>



<p>ですが、「ハマれば一発当てられる（しかも継続的に）」という可能性を秘めているのもこの「異世界ファンタジー」。公募なりオンラインコンテストなりに挑戦する価値はあると思います。でも、準備8割ですよ！　面白い作品は「世界そのもの」が興味深いですからね。目指すのは60年代の時代劇ではなく2010年代のハリウッド。そこまで要求レベルは高くなっているというのも事実です。</p>



<p>さて、つれづれ書いてみましたが、お役に立ちましたでしょうか。</p>



<p>それでは良き執筆ライフを！</p><p>The post <a href="https://ken1shiki.xyz/%e3%80%8c%e7%95%b0%e4%b8%96%e7%95%8c%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%82%b8%e3%83%bc%e3%80%8d%e3%81%ae%e5%bc%b7%e3%81%95/">「異世界ファンタジー」の強さ</a> first appeared on <a href="https://ken1shiki.xyz">文章で生きていく</a>.</p>]]></content:encoded>
					
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