少し久しぶりの「タグ分析」のお時間です。今回は以下の条件で抽出しております。
- ジャンル:異世界ファンタジー
- 文字数:問わず
- ★100以上
- 最終更新5/5以降の170作品
というわけで、では、さっそくデータを見てみましょう。
タグランキング上位22!(出現頻度5.9%↑)
順位 | タグ | 出現数 | 頻度 |
1 | 残酷描写有り | 121 | 71.2% |
2 | 暴力描写有り | 111 | 65.3% |
3 | 性描写有り | 59 | 34.7% |
4 | 魔法 | 42 | 24.7% |
5 | 異世界 | 39 | 22.9% |
6 | ファンタジー | 38 | 22.4% |
7 | 異世界転生 | 36 | 21.2% |
8 | 異世界転移 | 27 | 15.9% |
8 | ライトノベル | 27 | 15.9% |
10 | チート | 25 | 14.7% |
11 | カクヨムオンリー | 24 | 14.1% |
12 | 主人公最強 | 23 | 13.5% |
13 | 剣と魔法 | 22 | 12.9% |
13 | ハーレム | 22 | 12.9% |
15 | ほのぼの | 18 | 10.6% |
16 | 冒険 | 16 | 9.4% |
17 | 男主人公 | 15 | 8.8% |
18 | 魔王 | 14 | 8.2% |
19 | ハイファンタジー | 13 | 7.6% |
20 | スローライフ | 11 | 6.5% |
20 | 勇者 | 11 | 6.5% |
22 | シリアス | 10 | 5.9% |
22 | バトル | 10 | 5.9% |
22 | ラブコメ | 10 | 5.9% |
傾向分析
「カクヨム公式3大タグ」は言わずもがな、1~3位を占めます。「残酷描写有り」が頻度71.2%と最大。「性描写有り」が34.7%とその半分以下。なので、「異世界ファンタジー」はけっこうキツめの描写はあっても、性的なものはさほど求められていないのかもしれません。
注目すべきは4位の「魔法」タグ。5~8位も「異世界」「ファンタジー」「異世界転生」「異世界転移」と、まるで『小説家になろう』のようなタグが並んでいます。やはりこの手の作品は人気ということですね。そこに「魔法要素」が入る、敢えてタグにぶち込むというのも、戦略でしょうか。これ、★100以上でGW中に更新あった作品の傾向ですからね、たぶん最新情報。その1/4の作品に「魔法」タグがある。これはちょっとセンセーショナル。
また8位に「ライトノベル」、10位に「チート」、12位に「主人公最強」、13位に「ハーレム」と、これまた『小説家になろう』テイストなタグが並んでいるようにも見えます。ただ、11位には「カクヨムオンリー」がランクインするなど、もうこれわかんねぇな(放棄するな
ただ、それ以下の順位については「THE 王道!」って感じのタグが付けられており、古き良きハイファンタジーも受け入れられる素地があるように見えます。ていうか、作家の年齢層も幅広いので、この辺のジェネレーションギャップはあまり意識しなくても良いのかもしれません。一周回って斬新に見えるものなんてものもたくさんありますしね、世の中には。
小説だからといって、変化し続けなければならない道理はないと思います。温故知新という言葉もありますし、現に我々世代(「ロードス島戦記」で育ったような)は、やっぱり古き良きハイファンタジー(異世界ファンタジー)に安心感を得るわけです。そういうのと新しいものがブレンドしたっておかしいことは何もないし、それらが許容されるのもまたWebならではと言えるかもしれません。
さて、今回の記事はお役に立ちましたでしょうか。
それでは良き執筆ライフを!
【FREENANCE】
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