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ブログ半年、徒然2年。長く戦うために。

エッセイ

だいたいですけど、このブログは半年目です。「カクヨム周り徒然」は11/20で三年目に突入します。どちらもある程度の固定読者を獲得し、PVも安定。新規流入も少しずつですが増えてきました。記事と固定読者が増えると、複利的に増えていくんですよね、新規読者数は。なので、まだまだじっと我慢。何か役に立てる記事を書き続けていればきっとブログ収入も増えるでしょう。ちなみに今現在は、1~3円/日で、月間100円にもなりません(笑)

こっちの記事も参照ね:

ブログにおける「良い記事」とは?

「良い記事」というのはなんぞや……と考えていくと、非常にシンプルな答えに辿り着きます。それは、「たくさん閲覧され続けている記事」です。ポイントは「され続けている」のところ。一過性の爆発力を狙うなら、Yahoo!ニュースでも引用すりゃいいし、政治について書いたり、エロいものを紹介する記事を書いたりすればいい。でも、ここはそういう場ではないわけです。明らかに読者層は「創作になんらか興味のある人」であるわけで、そこから乖離した記事が混入するとなると、ただのノイズになっちゃいますね。ノイズを感じると、固定の読者さんさえ離れていってしまう。なので、ここではよほど創作に関わるもの以外はニュースとかはネタにしないかな。

また、基本的に「新規記事」しか読まれないのでは、ブログとして記録する意味はあまりないです。BLOG=WEB LOGなわけで、いわば全体が参照対象なわけです。当ブログは「検索流入」が五割です。様々なキーワードで当ブログを検索してやってきてくれる人が半数を占めます。当然、その検索結果には「過去の記事」が出ます。おわかりですね。「検索で引っかかり続けるニーズのある記事」が「良い記事」になるわけです。多くのユーザが最後まで読んでくれる記事というのは、それだけで価値があると思っています。

創作関係はニッチなんです

「創作関係」のブログとかWEBサイトを多数見て回りましたが、二極化してるんですよね。「私が書き方を教えてあげる系」と「話題に一貫性のない日記系」と。ちなみに私の「カクヨム周り徒然」は後者です。もちろん、どちらにもニーズはあるのですが、私の求めていたものにはついに巡り合わなかった。それぞれの良さは認めつつも、なんか違ったんですよね。その違和感のようなものは、一体なんだろうかなと考えたわけです。

「間」がない

そう、「間」がない。いい塩梅にバランスの取れたWEB構造体がなかったんですね。「技術」を教えるノウハウ系サイト。これはこれで役に立つ人には役に立つので、むしろあったほうがいい。ノウハウが「合う/合わない」は人それぞれなので「これが絶対」とかいうのはちょっとアレですが、手段の一つとして知っておいたほうがいいことはたくさん出てますからね。だけど、これ、ちょっと「前提条件」部分を端折りすぎじゃない? ってことに気がついたんです。

マインドセットの確立してない状態でのノウハウ探しは危険

マインドセット」について、私が満足するに足るだけを語っている創作系サイトが見当たらなかった。簡単に言えば「ノウハウ」と「対処療法」の出ているサイトはたくさんあったけど、「そこで提示されているノウハウを効率よく使えるようになるためのマインドセット」「(心が折れるなどの)事故にあわないためのマインドセット」が揃っているサイトが無かった。そこで「供給がないなら自分で作ればいいじゃない」のオタク的精神で作ったのがこのブログです。

そもそも「マインドセット」というのは何か。ということを説明しようと思いましたが、やめます。ここは「マインドセット」について解説するサイトではないからです。という、(私の)マインドセット。

ともすると、創作界隈に入ってきた人の中には「マインドセット」という概念自体がない可能性もあります。特に社会人経験してない若い人は「今はじめて聞いた」って方もいるかもです。ならば幸運。これを機会に調べてみましょう。他人にさらっと説明できるくらい理解できたら合格です。……というのも、私のマインドセット由来の文章ですし、身につけてもらいたいマインドセットでもあります。

「創作」を始めるにあたり、「現時点のマインドセット」の状態を確認し、「どうありたいのか」「どうなりたいのか」「どうしたいのか」をしっかり定める。それが「マインドセットの確立」です。マインドセットに「完成」はありません。その時その時の「最適」はありますが、これは常に動き変化します。逆に言えば、変化しないマインドセットは成長の邪魔です。ですから「Future(未来)」を見据えて「現時点で向かうべきVector(方向性)」を定めることが必要なのです。これが「マインドセットの確立」なのです。

これがないままに「ノウハウ」という名の「小手先の技術(ノウハウの類)」を探し始めると、創作に対する姿勢が「ブレ」ます。確実にブレます。そしてVector(方向性)を見失い、自分がFuture(未来)に近づいているのか、はたまた遠ざかっているのか、自信がなくなります。ですから、「マインドセットの確立」なしに「技術」を探し求めてはいけないわけです。

じゃぁ、どうすればいいのか

敢えて「マインドセット」という言葉を使いましたが、簡単に言えばこんな感じです。

  • そもそも自分はなぜ創作を始めたのか
  • 現時点の自分は、何を目的として創作をしているのか(趣味? プロになりたい? など)
  • 現時点の自分は、他人から評価されたいのか、それには興味がないのか
  • (作家志望なら)現時点では、どういう作家になりたいのか
  • (作家志望なら)現時点では、将来どんな作品を強みにしたいのか

などなどを「現時点」という「点」に集約します。最初の「そもそも」のところは不変だと思いますが、これも再確認しておきましょう。おおよその人が「好きな作品に出会って、そういうのをやってみたくなった」か何かじゃないかと思いますが、そういう回答でOKです。その「そもそも」は「現時点」に「矢印」で結びつきます。現時点でのVector(方向性)が明確にできるわけですね。

A4コピー用紙でも何でもいいので、とにかく「書き出す(Output)」ことが大切。脳内から何らかの形でアウトプットすることによって、色々と補完したくなるはずです。その気持は邪魔せずに、しばらくの間、思いつくままに書き出したり付け足したりします。消したらダメ。増やすだけ。

そこの中で見えてくるものというのが「(現時点での)マインドセット」です。簡単なんですけど、やる人は少ない。これがはっきりしてくると「自分が『今』必要としているノウハウ」の種類や、現時点での取り入れ難易度などが見えます。ですから「自分の身の丈にあった技術」が得られるんですね。そういう意味で、私は「ノウハウサイト」や「ノウハウの呟き」を否定はしません。私もするし。使いようによっては役に立つというのはそういうことです。

とにかく手当り次第にやみくもに「ノウハウ」をインストールすればいいってものじゃありません。初心者はとかくノウハウで武装しがちですが、「付け焼き刃」という言葉があるように、そういった武装は動きを邪魔するばかりで役にたちません。逆に「ノウハウ(技術)」を手に入れたつもりになっているうちは、初心者だということです。初心者を卒業すると、ノウハウは身体の一部になっているので、敢えて振り返らない限り意識しないからです。

LVカンストが、挑戦の前提条件

人間てのは「目標」ができると「手っ取り早い到達方法」を求める生き物です。わかります。問題解決の大事な要件にもスピード感はあるでしょうし。が、クリエイティヴな方面は特にそうだと思うのですが「成長速度は実績の味方をしない」んです。どんなに早くLV99になろうが、どんなに遅くLV99になろうが、「LV99になってからが勝負」の世界です。

クリエイティヴ界隈もそうですし、IT系のトップランナーなんかを見ててもそう思いますが、第一線にいる人は「全員がすでにLV99」なんですね。でもその中には年収300万の人もいれば10億の人もいる。若くしてLV99になったからといって「評価される」わけじゃない。逆に80歳になって(あるいは死後)LV99になったからといって「評価されない」わけじゃない。絶対的評価軸のない作家のLVなんて為替相場みたいなものですから、常に上がったり下がったりするんですけどね。クリエイティヴ界隈に於いては、どんな状態でも「平均的にカンストあるいはオーバーフロー状態」を維持できて、初めて第一人者と呼ばれるわけです。逆にMAX状態でようやくカンストする人でも、そのMAX状態で書いた作品で書籍化できる人もいます。が、こういう方々はさらなるレベルアップを怠れば即終了です。ラノベ作家の3年・5年生存率とか悲惨ですよね。相場が落ちた時に真っ先にストップロス(損切りライン)に引っかかって切られてしまうポジションです。

ノウハウを適時適宜に取り入れていき、自分にあった速度、自分の身の丈の技術(装備可能レベルってものがあるんです、「ノウハウ」には!)を身に着けていくことが大事なんじゃないでしょうか。

長く戦える人

長く戦える人というのは地力の確立した人で、地力を確立するために必要なのが「マインドセット」です。ですから「マインドセット」さえしっかり確立していれば、「好きなこと(=創作)」していて「心が折れる」なんてことはなくなります。折れたように見えても(実はしなっていただけで)立ち直れるはずです。

誰に何を言われようと何が起きようと、書きなぐって書き足しまくったコピー用紙に刻まれた文字たち(=過去から現在に至るマインドセット)は、必ず力になってくれるはずです。根性のある作家志望者は必ず創作に戻ってくる……みたいなことを言う人がいますが、ここは正しくは、「根性」ではなく「マインドセット」です。論理的に組み上げられた揺るぎない信念を持っている人、そして、自分の現在地を把握した上で未来を見ている人が生き残ります。

おかげさまで私は30年以上かけてゆっくり成長しています。そろそろたまにはLVカンスト状態になってみたい(笑) けど、上手く拾い上げられても即終了はイヤですし、出版業界で無双したいという夢もあるので(……というマインドセットですね)、慌てず騒がずやっていこうと思います。

……というのは建前。

本音は、一刻も早く書籍化したい。うん。

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