数ある投稿サイトの中でも……
投稿サイト多すぎ。どこがいいのか?
いろいろあるけど
「小説家になろう」と「カクヨム」この二つは強いです。というか、「小説家になろう」は強すぎです。ただ、個人的には「小説家になろう」よりも「カクヨム」が好きです。だからこそ、現在は主戦場を「カクヨム」に移しているのですが。あ、「小説家になろう」にもアカウントはありますし、作品をたまに転載しています。が、今のところ「カクヨム」の方が手ごたえを感じますね。また、「エブリスタ」もなかなかイケてる感じはしますが、2019/5/3現在、まだリニューアルの余波が残っていてちょっと不安定です。
「小説家になろう」
強み
もう今さら言うまでもないんですが、強みは圧倒的なユーザ数でしょう。小説を「とにかく読まれたい」のならば、まずは「小説家になろう」からトライした方が精神的に良いです。カクヨムは「読まれたい願望が強い人」や「WEB小説初心者」にはちょっとつらいかも。PVあまり増えないので。ともかく、「読まれなければ始まらない!」という考えの方は、まずは「小説家になろう」でWEB小説の何たるかを知るのが良いと思います。
弱み
人が多くなるとその分、不正も多くなります。また、BOTによってアクセス数(PV)が良くわからなくなってるんじゃないか疑惑もあります。確かに更新したりツイートしたりするとPVはぽんと伸びます。が、それが「どういう伸び」なのかイマイチわからないのですよね。しかもそのユーザインターフェイス、集計の仕組みの都合上、読者ができるのは「ブックマーク」と「評価」だけ。作者に具体的に何かできるチャンスは2回。評価をつけなおせば事実上無限回数アクションできますが、それは作者にはよくわかりません。毎回感想を書くという手段もありますが、それはそれで敷居が高いですよね。一話ごとに感想書けますか? 私には厳しいです。
そして貢献できるのは最大で12ポイント。SFとかそういう過疎ってるジャンルであれば12pt+ちょっとくらいでランキング入りできるかもしれません。が、異世界ファンタジーなどになってくると12ptは焼け石に水です。正直厳しいです。100pt行くのでも、実はすごく大変だと思います。実感として。10000ptとかいったいどうなってんの、と今でも思います。
もう一点。UIがダサすぎる。前時代的すぎる見た目と読み難さ。これは私の主観が多分に入っていますが、とにかく読み難いです。投稿するときも煩雑ですし、何かと面倒すぎる。よくない。そして近況報告も見られているんだかどうだか……。とにかく、読者との対話が難しいです。
「カクヨム」
強み
何と言っても「読み易い」です。その読み易さは数ある小説投稿サイトでもナンバー1でしょう。今のところ。簡素にして美。最高です。もちろん縦書きで読むことも可能です。
そして「読者」と「作者」の距離が非常に近い。というのは、各話ごとに「♥」という応援ボタンが押せます。誰がいつ押したかわかります。記録されます。これがイヤだという人もいますが、たぶん少数派。作者は「〇〇さんが読んでくれた!」と感激し、読者は「××さんのモチベーションに貢献できたかな?」って気になります。もちろん、読み終わった後の評価であるところの★。これも名前が出ることで「責任を持った評価」になると言っても過言ではありません。一時期不正もありましたが、最近ではコンテストの中でもほとんど聞きません。
運営のリアクションがすばらしい。機動力が高い。要望すると応えてくれる(ことが多い) Twitterでも結構ボケてくれる。運営とユーザの距離も近いんですよね。ユーザミーティングもありますし。東京でばっかりだけど。北海道でもやれよ。
他にもいいところはたくさんあります。実際非常に使いやすいです。PVもリアルタイムで出ますしね。増えないけど。
弱み
何と言っても「小説家になろう」とは対照的な「PVの致命的なあがらなさ」があります。とはいえ、ユーザは少なくないんですよ。書く人が多いとも言われていますが、人気作品はちゃんとPVあがります。私の「シスターシスター♡双方向性三角関係」だって100名以上の88万文字完走者がいるくらいです。もちろんユーザ数が全然違うので、「小説家になろう」と同等のPVは獲得できるとは思えません。が、読み手の質は高い気がします。アクティヴな人が目立つかな。しかし、宣伝とかしないと、投稿後何日経ってもPV上がらない……なんて悲劇が割と普通に起きます。つらっとユーザ巡りしても、長編作品完結してるのに、★1桁……なんてのもザラです。厳しい世界。
という一点においてのみだと思います。「カクヨム」が「小説家になろう」に劣るのは。それを許容できるか否か。それが分かれ目でしょう。あと、強いて言えば「ランキング」がほぼ無意味です。
じゃぁ、どちらを選べば……
そもそもなんですけどね
どっちにしようか迷ってる暇があるなら、「カクヨム」「小説家になろう」に同時に投稿したらよくないです? 短編からでも。長編連載1本で、同じ内容をちょいちょいフォーマット調整して2サイトにUPする。このくらいができないようでは、そもそもWeb小説には向いていないのかもしれないなぁと私は思っています。一括置換なりマクロ組むなりすれば一発でフォーマットが調整できるはずです。その努力もまた必要とおもいますが如何か。
Webという世界に進出している以上、そのくらいやりかたをググれないようでは、小説の知識補足のための軽い調査や大雑把なクローリングもできませんよね。その辺を覚えるのもまた一つの新時代の小説スキルじゃないかと思っています。
ちなみに私は
何度でも言いますが、圧倒的にカクヨムですよ。なんだかんだでPV増えるようになってきたし。それもこれも、地道な営業の成果。tweetやら作品の積極的追加コミュニティへの参加やら。あと、他の方の作品を読んだりもしてしっかりリアクションして。そういう地道な活動なしに「なにも反応ない」とか泣いてる人、ふざけんなおめー、ですよ。やるべきことをやりつくしてからそういうことを言えと。がむしゃらに小説を書け。書いたら宣伝しろ。一人でも多くの脳裏に焼き付けろ。
そういう努力ができるなら、どの小説サイトでも通用するはず。
でも私はやっぱり「カクヨム」が良いと思うんだよなぁ。
是非登録してやってくださいね。
あと、最後に宣伝
「セイレネス・ロンド」の公式サイト、ぜひ覗いてやってくださいね!
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